210630

電車内での内省

電車の中で曲を聴いたり、部屋で曲を聴いたりすると思います。そのときって、歌詞を意識していますか?私は結構歌詞は気にしなくて、メロディーが好きならなんでもいいかな派ですね。メロディーがおしゃれだったらだいたい好き~みたいな。
それで、歌詞の良さを重視していなかったのですが、最近、いい歌詞だなって思ったことがあったのでその話をします。(重くなるやも)

 

私は電車に乗ってるときに、ほとんどの時間、spotifyで音楽を聴いて過ごしています。いつも、お気にいり曲ミックスリストを聞いています。
その日は、気持ちが鬱屈としていて、電車で最寄りに着いても降りられないくらいで、マイナスなことしか考えられないし、人の嫌なところばっかり目につくし、自分の嫌なところばっかり考えてしまう精神状況でした。
とにかく、いつも通り曲を聴こう!と思い、ミックスリストを開いてランダムで曲を聴いてたんですよ。そこで、流れてきた曲が、sasakure.UKさんの「ネガポジ*コンティニューズ」て曲で。普段なら、この曲はウキウキかわいいポップソングで大好きなんです。聞くとハッピ~な心持になる曲です。
だけど、そのときは歌詞のちょっと寂しい部分がわかって、傷心してた心にめちゃめちゃ刺さって、心が怪我したみたいな、えぐられた気持ちになりました。てか泣いてました。
歌詞の後半の「こんなに せかいをアイしてたのに いたのに 宇宙は 真実は どこにあるのかわからない」ていうところが特に刺さりましたね。
悩んでいたことが腑に落ちたというか、あ~だから人生面倒くさいことが多いんだなってすごくわかって...
人生では、ささいな楽しいことが積み重なって楽しい思いをすることができるけれど、楽しいことは多くはないし、その分つらいことの方も十分あって。
楽しい思いをしたときに、楽しいと感じて、人生や世界が素晴らしいものに感じたとしても、それは長く続かなくて勝手に裏切られたような気持ちになる。

年を重ねる中で、いいことも悪いことも増えていくなかで、振り返った時に悪いことばかりが目に見えてしまうことが悔しい。

例えば、部活のコンクールでいい賞をとって嬉しい思いをしても、嬉しい思いは長続きしないし、嬉しい思いをしてる時間の長さとコンクールに向けて努力する時間を比べたら、嬉しい思いの方がずっとあっという間だなって思う。あとからそのこと思い出しても、練習でつらい思いしたことの方が比重が多いし。嬉しい思いするために賭ける日数が長いからしゃあなしだけど。
他にも、過去楽しかったことが今じゃそうでもない、とかありますね
小さい時の楽しい思い出を振り返って、そのときはもちろんとても楽しい思いをしてたのに、「今考えてみれば、そんなことよりもっと楽しいことあるしなっ!」ってなるみたいな
たとえば、幼稚園児くらい小さい子どものときは、家族で自転車に乗って(両親が酒を飲むので車じゃない)花火を見るためにデカい公園に連れて行ってもらったりして楽しかった思い出がある。だけど、今だったら、花火見るために外に出るのは面倒だなって思うかもしれないし、ソシャゲの方が楽しいって思ってしまうかもしれない。もっと楽しいことあるよ~って気になってしまうかもしれない。小さいときの楽しかったことを否定してしまうことになって、考えたときにすげえショックだった。

もちろん、悪いことばかりじゃなくて、いい映画を見て泣いたとか、後輩に感謝されたとか、美しい思い出もちゃんと持ってるつもり。それでも辛いことの方が記憶に残りやすいしなぁ。だからぱっと見、人生嫌かもってなるけど、いいのも悪いのも半々でどっちとかないんだろうなぁ。
だから、楽しい思いをした後に、裏切られたんじゃくて、交互に来たうちの片方だった~ってだけかもしれん。もっと、人生を長期的に考えていきたい。

人生におけるネガポジを受け止めてコンティニューしていくですよ。これからもね。